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NFT(ノンファンジブルトークン)や暗号資産(仮想通貨)の税金に関する情報を提供していくブログです。

STEPN(ステップン)で歩く、稼ぐ、税金を納める【NFTの税金対策】

 今、日本でも話題のNFTゲーム「STEPN」(ステップン)。

 

 「歩いて稼げる」という仕組みが、ポケモンGOなどのように「ゲームと現実世界の融合」という日本人が好む要素になっているのかもしれません。

 

 昨年末にリリースしたばかりですが、「既に大きく稼いだ」という報告も上がっているようです。

歩いて稼げるなんて画期的。

ただ、「ゲーム」で歩いて、稼げて、喜んで、で終わって、税金のことを忘れていないでしょうか?

 

 STEPNなどNFTゲームで得た利益にも税金がかかります。

 しかし、NFTという新たな仕組みの税制は整備され始めたばかりです。

 

 今回は、そんな状況の中で、STEPNで稼いだら生じる税金について、取るべき対応策を書いていきます。

 

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ブログ筆者:トロワ


過去に行政機関で勤務。知人が暗号資産(仮想通貨)の税金で失敗したことを機に、暗号資産などの税務を学び、発信している。

mikeneko-trois.hatenablog.com

 

 

STEPN(ステップン)で歩く、稼ぐ、税金を納める

人気のNFTゲーム「STEPN」

STEPNとは

 STEPNは、今、最も人気のあるNFTゲームの一つです。

 NFTのスニーカーを購入し、GPS機能を使って実際に歩いたり走ったりすることで、トークンを稼ぐことができる仕組みになっています。

単なる室内ゲームと違って、健康管理のために普段からジョギングやウォーキングなどしている人にとっては一石二鳥。そんな仕組みも、人気の秘訣なのかも。

 

トークンも上昇。既に大きく稼いだ収益を公開する人も

 STEPNでは「GST」と「GMT」というトークンを使うわけですが、現時点のチャートを確認すると次のとおりです。

 

(参照)https://coinmarketcap.com/ja/

 

開始当初と比べて、いずれも大きく価値が上がっている。(5/1時点)

 

 こうしたトークンの価値上昇も手伝ってでしょうか。

 リリースは昨年末で、まだ4か月しか経っていないにもかかわらず、インターネット上では、「大きく稼いだ」という収益報告が出てきています。

 

歩いて、稼いで、よかった!・・・ではない。注意すべき税金のこと

 ゲームなので、ついつい「楽しい」が先行して、「稼げてよかった!」と終わってしまいそうです。

 しかし、NFTゲーム全般でそうであるように、ゲームで稼いだ利益に対する税金計算、確定申告があることに気を付けなければなりません。

確定申告なんてやったことがない、という人は多いんじゃないかしら?

かといって、放置したら大変なことになるから、丁寧に対処する必要があります。

 

国税庁が公表した課税関係

 NFTについては市場が一気に拡大したため、税制が未整備でしたが、2022年4月に国税庁から、NFTやFTについての課税関係が公表されています。

 内容は次のとおりです。

■No.1525-2 NFTやFTを用いた取引を行った場合の課税関係

 

1 いわゆるNFT(非代替性トークン)やFT(代替性トークン)が、暗号資産などの財産的価値を有する資産と交換できるものである場合、そのNFTやFTを用いた取引については、所得税の課税対象となります。

※ 財産的価値を有する資産と交換できないNFTやFTを用いた取引については、所得税の課税対象となりません。

2 所得税の課税対象となる場合の所得区分は、概ね次のとおりです。

(1) 役務提供などにより、NFTやFTを取得した場合
・ 役務提供の対価として、NFTやFTを取得した場合は、事業所得、給与所得または雑所得に区分されます。
・ 臨時・偶発的にNFTやFTを取得した場合は、一時所得に区分されます。
・ 上記以外の場合は、雑所得に区分されます。

(2) NFTやFTを譲渡した場合
・ 譲渡したNFTやFTが、譲渡所得の基因となる資産に該当する場合(その所得が譲渡したNFTやFTの値上がり益(キャピタル・ゲイン)と認められる場合)は、譲渡所得に区分されます。
(注)NFTやFTの譲渡が、営利を目的として継続的に行われている場合は、譲渡所得ではなく、雑所得または事業所得に区分されます。
・ 譲渡したNFTやFTが、譲渡所得の基因となる資産に該当しない場合は、雑所得(規模等によっては事業所得)に区分されます。

(参照:国税庁ホームページ)

 

税金の知識があまりないから、すぐに理解できない・・・。結局どういうこと?

この公表で、NFTなどの取引は所得税の課税対象となることが明確になったということです。

 

NFTゲームに当てはめると

 NFTゲームの場合、一般的には次のようになります。

 ゲーム開始時などで、暗号資産(仮想通貨)の売却による損益が発生すれば、

●NFTの取得
 
取引に暗号資産(仮想通貨)を介するため、暗号資産(仮想通貨)の売却による利益が発生すれば雑所得
 (参考:暗号資産(仮想通貨)での利益発生タイミング

となります。

 次に、NFTの価値が変動し、損益が生じた場合、

●NFTの売却
・譲渡としての性格が強い場合には、譲渡所得
・事業としてなされている場合には、事業所得
・事業とみなされない場合には、雑所得

が生じることととなります。

 

STEPNで生じる具体的な課税発生ポイントは、例えば次のようなことが考えられます。

(STEPNで生じる課税発生ポイントの例)

●スニーカーの購入時
(暗号資産SOLを用いてNFTスニーカーを購入した時のSOLの売却による損益) 

●GST、GMT、GEMの獲得時

新たな靴の製造時

●スニーカーの売却時

 

 

放置すると課せられるペナルティ

 ちなみに、所得税の税率は次のとおりです。

 稼げば稼ぐほど、税率も高くなります。

 

 (参照:国税庁ホームページから)

 

 なお、確定申告を放置をすると、次のような「お尋ね」が届き、加算税や延滞税が上乗せされることになります。

 このペナルティも、税率に応じて課せられるため、所得税額が大きければ大きいほど、ペナルティも大きくなります。

 ですから、放置してはいけません。

 

残念ながら、いくら走って逃げても、税務署は追いかけてきます・・・。

 

【関連記事】

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対応すべき納税を放置して、加算税や延滞税などのペナルティを受けて、せっかく稼いだ結果を無駄にするともったいないですね。

 

 

損益通算は年内。年またぎに注意

 また、暗号資産(仮想通貨)は、株式投資とルールが違う点も注意が必要です。

 損益通算は年内までで、年をまたぐと通算できないというルールがあります。

 

 前年に大幅利益を確定した人がトークンを買い戻し、翌年にトークンが値下がりして大幅損失を確定したら、これらの相殺はされず、前年分利益への税金がかかり、ダブルパンチです。

 

 暗号資産は暴騰、暴落と波が激しいため、このことで「税金貧乏」になるケースは少なくありません。

 年末までには、確実に、なんらかの整理が必要です。

(関連記事)

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【関連記事】

 なお、確定申告前の最終的な暗号資産の損益通算には、次の税金計算ツールがおすすめです。

mikeneko-trois.hatenablog.com

 

 

 

STEPNで稼いだら取るべき対応策

ゲームの課税発生ポイントがたくさんあるってことが分かったけど、どう管理したらいいの?

現状では、自分で記録を取りながら進めていくしかありません。記録管理シート(スプレッドシート)などで整理されている人も多く、少なくとも、そのような対応が必要です。

ただ、これらのNFTゲームについて国税庁から具体的に示されているものはなく、税の専門家でない個人が完璧に対応するのは難しいかもしれません。

 

 現状では、STEPNで稼いだら、しっかりと取引の記録を残しておき、早めに確定申告に向けて税理士に相談・依頼することが確実です。

 

 ただ、ここで問題なのは、全ての税理士がNFTという新しい分野に精通しているわけではないことです。

 自分の希望に合った税理士を探すのが、なかなか難しいでしょう。

 

 そこで、今回は、NFTに精通した税理士を探すためのサービスの税理士ドットコムを活用することをオススメします。

 

 税理士ドットコムの登録税理士は6000名以上おり、ニーズに合った税理士との確実なマッチングが可能です。

 

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この税理士紹介サービス自体は無料なのね。安心してゲームをするために、信頼できる税理士を探して確実に相談しておきたい人も多いと思うわ。

すぐに税理士を探す場合は、相談内容のフォームに、「NFTゲームの確定申告で相談できる税理士を紹介してほしい」などとニーズを書けば、最適な税理士を紹介してくれます。人気の税理士が他の依頼で手一杯になる前に、早めに依頼してみては、いかがでしょうか。

 

>>税理士選びなら税理士ドットコム

 

このサイトの中の「みんなの税務相談」では、無料で簡単な質問をしたり、他の人の質問を見ることもできるので、いきなり税理士を探す前に、そこで下調べをしておくのもいいかもしれません。

(「みんなの税務相談」イメージ)

検索したら「NFTゲームの税金について(stepn)」という質問もされているみたい。参考になるかもしれないわ。

 

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(おすすめポイント、申込手順などはこちらに書いています)

mikeneko-trois.hatenablog.com